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オデュッセイア(上)
Book Data : オデュッセイア(上)
ISBN / C :
4-00-321024-7 / c0198
目次
- 凡例
- 第1歌 神々の会議。女神アテネ、テレマコスを激励する
- [梗概] 神々の集会で、アテネがゼウスに建言し、カリュプソの島で足留めされているオデュッセウスを帰国させることが決議される。カリュプソの許へはヘルメイアスを、イタケの島へはアテネを遣わすことになる。アテネはイタケへ行き、テレマコスを激励し、暴慢な求婚者たちと対決すべく彼を奮起させる。
- 第2歌 イタケ人の集会、テレマコスの旅立ち
- [梗概] テレマコスはアテネの忠告に従い、イタケ人の集会を催して求婚者たちの悪行を訴え、領民の支持を求める。彼に同情的な発言をする者もあるが、求婚者たちの圧力の前には無力で、集会は効果なく終わる。アテネがオデュッセウスの親友メントルに扮してテレマコスを助け、船と水夫とを用意して、彼と共にピュロスへ船出する。
- 第3歌 ピュロスにて
- [梗概] テレマコスの一行がピュロスに着くと、ネストル一族が、海神ポセイダオンに生贄を献じているところに出会う。ネストルの許で歓待されるが、ネストルは早く帰国したためにオデュッセウスの消息を知らず、遅れて帰ったメネラオスを訪ねるようにすすめる。テレマコスはネストルの末子ペイシストラトスと共に、スパルテに向かう。
- 第4歌 ラケダイモンにて
- [梗概] テレマコスとペイシストラトスとは、スパルテでメネラオス、ヘレネ夫妻の歓待を受ける。メネラオスはエジプトに漂流した時、海の翁プロテウスから聞いたアカイア勢の将領たちの消息を語るが、オデュッセウスについては、生存しているということしか判らない。一方、求婚者たちは、テレマコスの帰途を要して殺害せんと計る。
- 第5歌 カリュプソの洞窟。オデュッセウスの筏作り
- [梗概] 神々の会議でオデュッセウスを帰国させることが決議され、ヘルメイアスがそれをカリュプソに伝える。カリュプソもやむなく従って、オデュッセウスに筏を作らせ、大海へ送り出す。パイエケス人の国スケリエ島に到着直前、ポセイダオンに見付けられ、筏は破壊されるが、海の女神レウコエテの情けで、島に泳ぎ着く。
- 第6歌 オデュッセウス、パイエケス人の国に着く
- [梗概] アテネはパイエケス人の王アルキノオスの屋敷へ行き、王女ナウシカアの友達の姿に扮して王女の夢枕に立ち、翌朝衣類の洗濯をするようにすすめる。洗い場の近くで眠っていたオデュッセウスは、女たちの声で目覚め、王女に救いを求める。ナウシカアは着物と食事を与え、町へ連れて帰る。
- 第7歌 オデュッセウス、アルキノオスに対面す
- [梗概] 王女は人目を避けるため、オデュッセウスを途中で足止めする。アテネが少女に扮して、王宮へ案内する。オデュッセウスはアルキノオスの豪華な屋敷に感歎した後、王女とアテネの指示通りに王妃と王に歎願し、翌日帰国させてやるとの確約を得て、その夜は王宮に泊まる。
- 第8歌 オデュッセウスとパイエケス人との交歓
- [梗概] アルキノオスは集会を催し、オデュッセウスを国許へ送ること、領主たちから彼に餞別を贈ることを決議する。宴席で楽人デモドコスのうたうトロイエ戦の物語を聞いてオデュッセウスは落涙する。貴公子たちの競技で円盤投げに見事な腕を示す。デモドコスが「アレスとアプロディテの密通」の物語をうたう。ついで「木馬の計」の物語に再び落涙し、アルキノオスから素姓を訊ねられる。
- 第9歌 アルキノオス邸でオデュッセウスの語る漂流談、キュクロプス物語
- [梗概] アルキノオスの問いに、オデュッセウスは遂にわが身の素姓を明らかにし、これまでの漂流の一部始終を物語る。最初にキコネス人の国を荒らしたこと、ついで隻眼の巨人キュクロプスの国での冒険──多くの部下を食われながら、奇略によってその眼を潰し、辛くも脱出する話。
- 第10歌 風神アイオロス、ライストリュゴネス族、およびキルケの物語
- [梗概] 風の神アイオロスの島に着き厚遇されるが、せっかく風神が風を封じ籠めてくれた袋を、部下が宝物と邪推して開いたため嵐となり、帰国寸前にアイオロスの島へ逆戻りする。ついでキュクロプス族に似て野蛮なライストリュゴネス族の国に着き、多くの部下を失う。次に魔法を使う女神キルケの島で危難に遭うが、神ヘルメイアスの助けで救われ、ここで一年を過ごす。キルケは彼に冥府へ行って、テイレシアスの霊から帰国に関する予言を聞けと指示する。
- 第11歌 冥府行
- [梗概] 冥府では先ず、キルケの許で死んだエルペノルの霊に会う。ついでテイレシアスが帰国のこと、帰国後のことを予言する。母アンティクレイアの霊から留守宅の事情を聞く。次に高名な女性たちに会ったこと。夜も更けるが王の頼みで話を続け、アガメムノン、アキレウス、アイアスらの旧友、またタンタロス、シシュポス、ヘラクレスら著名な英雄の姿も見た話。
- 第12歌 セイレンの誘惑。スキュレとカリュブディス、陽の神(エエリオス)の牛
- [梗概] 一旦キルケの許へ帰って再び出発し、歌う魔女セイレンたち、恐るべき怪物スキュレ、魔の淵カリュブディスなどを経て、トリナキエの島に達する。ここで飢えた部下たちが、禁断の牛を殺したため、嵐に遭って部下は悉く死に、オデュッセウスひとりカリュプソの島に着く。以上でオデュッセウスの語る漂流談は終る。
- 訳注
- 解説
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